軽キャンピングカーがあればお出かけの楽しみ方が広がりそうですが、「後悔した」「失敗した」「車検に通らない」という口コミを聞いて購入をためらう人もいるようです。
しかし普段使いにも便利に活用する人や4人就寝できる車種で旅行を楽しむ人もいるので、良し悪しをしっかり知りたいですよね。
そこで軽キャンピングカーオーナーの本音にくわえ、トイレ設置のアイデア・燃費や値段などを次のようにまとめて紹介します。
▼この記事に書いていること
おおよその維持費も紹介するので、長い目で見て自分のライフスタイルに合うかどうか検討してくださいね。
軽キャンピングカーは後悔する?オーナーの本音まとめ
軽キャンピングカーはコンパクトな車体に居住空間を兼ね備えた完璧なアウトドアカーのように感じますが、「後悔した」という意見があるのも事実です。
オーナーだからこそわかる失敗談や高く評価する口コミの中でも、特に次のような意見が多く聞かれます。
カスタム次第で車検に通らなくなったり立駐に入れなくなったりする一方で、4人就寝できるほど便利に変身することもあるなど、軽キャンピングカーは幅広い楽しみ方ができます。
デメリット・メリット両方の評価を確認しながら、口コミの信ぴょう性や問題の解決策も検討しましょう。
軽キャンピングカーの失敗談
軽キャンピングカーで失敗したという意見は、内部空間を広くすることに重点を置いて大きくなった車体に原因があることが多いです。
特に車体を購入後自分でのDIYも加えて自由にカスタムする場合、サイズや規格を守らなければ車検を通せず乗れなくなる恐れがあるので、注意しましょう。
軽キャンピングカーは車検が通らない?
軽キャンピングカーは軽自動車や軽トラックをアウトドア仕様にした車両なので、購入後にカスタマイズしすぎると規格の範囲を超えて、車検に通らないおそれがあります。
軽のキャンピングカーは規格がギリギリのためにちょっとでも弄ると速攻で車検通らなくなるという…引用元:X – @M0x9LP86a4TtunO
「軽自動車」の規格は次の通りです。
▼軽自動車と普通自動車の規格一覧
軽乗用車 軽トラック |
小型乗用車 小型トラック |
大型乗用車 大型トラック |
|
---|---|---|---|
長さ | 3.4m以下 | 4.7m以下 | 4.7m超 |
幅 | 1.48m以下 | 1.7m以下 | 1.7m超 |
高さ | 2.0m以下 | 2.0m以下 | 2.0m超 |
排気量 | 660㏄以下 | 660㏄超 2000㏄以下 |
2000㏄超 |
(参考):国土交通省 – 自動車の種類
車検を通すために付属部品を外してから検査に臨む…という人もいるようです。
キャンピングカーの車検は「買った状態」に戻しましょう!お布団や調理器具、お酒とアルコールとジャックダニエル全て!♪笑僕の軽キャンピングカーも毎回買った状態に戻しますよ♪引用元:X – @nanchobi727
しかし無理な改造は思わぬ危険につながる恐れもあるので、規格内におさまるようにカスタマイズするのが賢明でしょう。
軽キャンピングカーは立駐に入れない?
軽キャンピングカーは室内空間を充実させるために車高が高いものが多く、立体駐車場の高さ制限を超える場合があります。
問題は高さで2.5m超えた辺りから立駐はまず使えないのとコインパーキングでゲートや発券機の屋根がくぐれなくて停めれる場所が不便になってきます。都内だと案外やっと見つけた駐車場に入れない……。なんてのはもしかしたらあります。引用元:Yahoo!知恵袋 – キャンピングカー 近々、憧れのキャンピングカーの…
大型ショッピングモールの立駐は2.0~2.5m程度の高さが多いので、規格を守った通常の軽キャンピングカーなら入れるはずです。
しかし極端に低い駐車場や高架下、車両が2.0mギリギリでアンテナを伸ばしている場合などは干渉する恐れもあります。
車両や駐車場の高さ、天井の荷物の有無などには十分注意を払いましょう。
軽キャンピングカーはパワー不足?
軽キャンピングカーはあくまで660㏄以下の軽車両なので、パワー不足を感じる人もいます。
軽自動車のキャンピングカーですので、4人乗った状態では普通車に比べてパワー不足を感じます。引用元:Yahoo!知恵袋 – 軽4のキャンピングカーがあるようですが、…
キャンピングカー仕様にすることで通常より本体や荷物が重くなるので、「走らない!」と感じるのは無理もないかもしれませんね。
そのため、高速道路でスピードを出して走行するより、下道ののんびりドライブの方が向いています。
軽キャンピングカーのレジストロに乗ってます。高速で遠出ではなく下道をゆっくり旅するって感じの方にはおススメです。引用元:X – @mokomoko58
車のスペックを理解して、無理なく楽しめるといいですね。
軽キャンピングカーの良い口コミ
軽キャンピングカーは、キャンプの時以外でも使える手軽さや、小さいながらもアウトドアをしっかり楽しめる便利さを高く評価するオーナーが多いです。
車を何台も持つのは経済的にもスペース的にも厳しい人にとって、軽キャンピングカーはとても便利で使い勝手がいいのかもしれませんね。
軽キャンピングカーは普段使いにぴったり
軽キャンピングカーは車両自体のサイズが小さいので、キャンプだけでなく普段使い用の車としても便利です。
ちなみに、私のラクーンは軽キャンピングカーですし、通勤や買い物など普段使いしてま〜す。引用元:X – @Canna_and_Ciel
ただデザインによっては少し目立って恥ずかしいという人もいます。
軽キャンピングカーを普段乗りの車として乗っています。このクルマ、ポップアップすると4人就寝出来て便利ですが、難点は駐車場で目立つこと。引用元:X – @oku5y
天井がポップアップする仕様や架装部分が大きいもの、可愛いペイントを施したものなどは、TPOを問うこともありそうですね。
軽キャンピングカーは4人就寝OKな車種も◎
軽キャンピングカーは元の車両やコンセプトによって機能はさまざまですが、4人就寝が可能な車種もあります。
弟に久しぶりに会ったけど、ポップアップルーフの軽キャンピングカー買ってた。4人乗り4人就寝可!今度借りて旅行に行こうっと。引用元:X – @ken373
4人就寝できるのは、ポップアップや架装によって2段ベッドの仕様になったものが多いですよ。
4人で寝泊まりできれば、ファミリーやグループでもキャンプが楽しめますね。
軽キャンピングカーはトイレも設置できる
軽キャンピングカーは車両自体が小さいので、常設の個室トイレを設置するのは困難ですが、長距離移動や就寝を前提とすると不安が残りますよね。
そこで車内にトイレスペースを作りながら、ポータブルトイレを備える人もいます。
ただポータブルトイレを積んでおいて、カーテンなどで間仕切りして用を足すくらいなら可能ですよ。引用元:Yahoo!知恵袋 – よろしくお願いします。 軽のキャンピングカーを…
取り外し可能なカーテンでスペースを作り、利便性とプライバシー保護の両方を実現したキャンパーの動画もありますよ。
水を必要としないので、DIYの経験が少ない人でも自分で挑戦できそうですね。
軽キャンピングカーは燃費がいい
軽キャンピングカーは1Lあたり15km前後走る車種もあり、「意外と燃費がいい」と喜ぶ声もたくさん聞かれます。
キャンピングカーの気になる燃費、ハイエースの改造車で8キロ前後、軽キャンピングカーで15キロぐらい、ライトエースで11キロぐらい、ボンゴベースで8キロぐらいだそう。結構走ります。引用元:X – @mr_swen
街乗りではなく遠出ドライブになると17km以上走るという人もいます。
軽キャンピングカー クオッカは ハイゼットパネルバンベースです。燃費は普段使い13.5Km、遠出17Km台。引用元:X – @Quokkacampers
ステップワゴンやセレナのようなミニバンで燃費のカタログ値15km前後といわれているので、かなり使い勝手がよさそうだと感じますね。
軽キャンピングカーの値段&価格相場
軽キャンピングカーの値段はベース車両や内装・機能によってかなり幅広いですが、特に大きく価格を左右するのは車のタイプです。
▼軽キャンピングカーの種類
ベース車両 | 特徴 | |
---|---|---|
軽バンコン | 軽ワゴンや バン |
・内装のみキャンピングカー仕様 ・コンパクトで安価 |
軽キャブコン | 軽トラック | ・荷台部分にアルミやFRP製の 居住空間(シェル)を搭載 ・居住空間が広く機能性に富む ・バンコンより高価になる傾向 |
新車か中古車かでも値段は大きく変わるので、次のような価格帯をイメージするといいでしょう。
▼軽キャンピングカーの価格目安
新車 | 中古車 | |
---|---|---|
軽バンコン | 100万円台後半 ~300万円台 |
50万円台 ~200万円台 |
軽キャブコン | 200万円台 ~300万円台後半 |
100万円台 ~200万円台後半 |
機能が充実すれば高額になり、中古の場合は年式や走行距離で価格が大きく異なるので、あくまで目安と考えてくださいね。
軽キャンピングカーの維持費
軽キャンピングカーも自家用車の一種なので、所有すると重量税や車検代など次のような維持費が必要です。
▼軽キャンピングカーの維持に必要な諸費用
- 自動車税:10,800~12,900円
- 重量税:3,300~4,400円
- 自賠責保険:5,850円~11,440円
- 任意保険:50,000円程度
- 車検代:50,000円程度
- メンテナンス費用:3万円程度
- ガソリン代
- 駐車場代
自動車税や重量税は新車登録からの年数によって異なる場合があります。
また保険料は、「5」ナンバーの一般的な軽自動車・「4」ナンバーの小型貨物車・「8」ナンバーの特殊用途車のどれで登録しているかによって変わりますよ。
必須の維持費だけで年間約20万円程度、そこに使用状況によって異なるガソリン代や駐車場代・高速代などが必要になると考えましょう。
まとめ
軽キャンピングカーに対する悪い・良い口コミとともに、特徴や性能・燃費情報について紹介してきました。
- カスタムしすぎには注意
⇒車検を通らない・立駐に入れない場合も - キャンプに限らず街での普段使いにも◎
- 4人就寝できる車種もある
- スペースを作って簡易トイレを積むといい
- 燃費が良く維持費が抑えられる
- 新車価格は100万円台~300万円台程度
軽ワゴンをベースとしたバンコンなら普段使いもしやすく、軽トラックベースのキャブコンはより広く機能的な室内空間で快適にキャンプを楽しめます。
まずは街乗りと兼用したいのか、本格的なキャンプを楽しみたいのか、ソロキャンなのかグループなのかなど、自分の希望をしっかりイメージしましょう。
多様なカスタマイズが可能なので新車や中古車をよく吟味して、あなたの夢を叶えてくれるぴったりの1台と出会ってくださいね。
▼参考にしたページ一覧
(参考):国土交通省 – 自動車の種類
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