日本では、車を所有する人の8割が
任意保険に加入しているってご存じですか?
自賠責とは違い加入は任意ですが、
万が一のことを考えて
しっかり備えておきたいですよね。
運転に慣れていない人は、
なおのこと事故のリスクを
考えなければいけません。
でも、ここでちょっと疑問。
条件はありますが、
教習所で仮免許をとった時点で、
公道を走れるようになりますよね。
公道で練習したいけど、
もしも事故に遭ったら・・・?
仮免でも任意保険の補償って
受けられるんでしょうか?
いざ事故を起こしてから、
「実は補償外だった・・・」
なんてことがないよう、この記事を参考に
運転前にチェックしてくださいね!
車の保険、仮免でも補償の対象になる?
結論から言えば、仮免許でも
任意保険の補償対象になることはできます。
・・・が、それは仮免許で公道を運転する時の
ルールを守っていることが大前提です。
■仮免許で公道を走れる条件とは?
・「同乗指導者」が助手席に同乗する
・高速道路・自動車専用道路以外を走る
まず、1つ目の「仮免許運転中」の標識について。
「そんなの持ってないよ!」
と思うかもしれませんが、自作でもOK!
ちなみに教習所の売店でも売っています。
それから2つ目、「同乗者」になれるのは、
練習する車を運転できる免許を持っていて、
免許取得から3年以上経過した人、
という規定になっています。
つまり、MT車の練習をする時は、
AT車の免許しか持っていない人は
同乗者になれないってことなんです。
標識の準備も必要だし、
誰かに一緒に乗ってもらうことになるので
ちょっと面倒。
でも、保険会社にしてみれば、
「ルールも守らず運転するんだったら
補償なんてできないよ!」
ってことですね。
運転前には補償範囲の変更を忘れずに!
さて、任意保険の補償を受けるために
もう1つ大事な条件があります。
それは、仮免で運転する人を
補償の範囲に含めることです。
任意保険の保険料を決める条件の中に、
「運転者限定」「年齢限定」というものがあります。
運転者限定は、
「記名被保険者(メインドライバー)から見て
どこまで補償されるか」。
保険の対象になっている車を運転するのが
記名被保険者だけなら「本人限定」、
本人と配偶者だけなら「配偶者限定」など。
運転する人が絞られるほど
保険料は下がります。
それから年齢条件ですが、
運転するのが30歳以上の人だけなら
「30歳以上限定」、
未成年も運転するなら「年齢条件なし」。
運転する人の中で
一番若い人に合わせて設定します。
(設定できる条件は保険会社によって
違うため、あくまで一例です。)
運転できる範囲が絞られるほど、
保険料は安くなるという仕組みです。
そのため、運転者限定や年齢条件は、
ぎりぎりまで絞っている人が多いんです。
もし同居のお父さんが記名被保険者で、
運転者限定が「本人限定」や
「本人・配偶者限定」になっていると、
補償の対象外となってしまいますし、
年齢条件も運転する人に合わせて
引き下げなければいけません。
知り合い・友達の車を借りるなら、
運転者限定を
「なし」にして貰う必要があります。
でも、家族でもない人に、
保険料が上がる変更をして貰うのは
現実的に難しいですよね・・・
家族以外に頼む場合は、
元々誰でも運転できるような
補償内容にしている人に
お願いしてみましょう。
仮免でも任意保険の契約者になれる?
車の保険で重要視されるのは、
「記名被保険者」(=メインドライバー)。
「契約者」は保険料を払う人という
位置づけになるため、
仮免でも、免許を持っていなくても
契約者になることはできます。
ですから、仮免のままでも
保険加入自体はできます。
ただし、仮免の人は、
記名被保険者になることはできません。
どうしても先に保険加入をしたいなら、
契約者を自分、記名被保険者を
家族などにして加入はできますが、
記名被保険者は実態に基づいて
申告しなければいけないものです。
任意保険未加入での運転は
おすすめできませんが、
自分が記名被保険者になって
保険加入したい場合は、
免許を取得してからにしたほうが
何かとトラブルは避けられると思います。
仮免で事故や違反があった場合、仮免は取り消し?
せっかく仮免まで取ったのに、
もし、練習中に事故を起こしたら?
仮免は取り消し、教習所は
最初からやり直しになるのでしょうか?
事故を起こしてしまったとき、
取り消しになるかどうかは、
どんな事故かによります。
たとえば誰かを怪我させたり、
死なせてしまったり、
物損事故の中でも建造物損壊に
該当する場合は、仮免は取り消しです。
また、違反があった場合も
仮免は取り消しになるので、
交通ルールはしっかり頭に入れて
運転しましょうね。
ただ、取り消しになっても、
教習所のカリキュラムは1から
やりなおし、というわけでは
ありません。
規定された補習と修了試験を
受けることで、
再度仮免許を取得できます。
でも、もちろん事故も違反も
ないのがベスト。
任意保険で補償を受けると、
次年度の等級が下がって、
保険料が値上がりしてしまいます。
運転をする際には、くれぐれも
注意してくださいね。
コのほけん!ではライフイベントに合わせた保険を検索することができます。
ぜひ保険選びの参考にしてみてくださいね。
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