車の運転時に様々な情報を伝えるのが
メーターパネルの役割となっています。
速度やエンジン回転数を示す
タコメーターは代表的なものですが、
それ以外のランプについては
あまり知られていません。
日本では若いドライバーを中心に
ランプが点灯した場合の対処法を
正しく知らないという人が多いようです。
表示されるアイコンはエンジン始動後も
点灯すれば異常を知らせるものであるため、
意味を知らなければ事故につながります。
そこで今回は警告灯について、
どんな意味を持つのか紹介しましょう。
運転席から見えるアイコンを表示の上から解説!どんな意味なの?
エンジンをかけた後、
瞬間的にアイコンが表示されますが、
異常がなければすぐに消えます。
しかし異常がある部分に関しては
その後も点灯し続けるため、
該当箇所に何か異常が起きています。
そこで代表的なアイコンについて、
どのような意味をもっていのかを
上から表示される順に紹介しましょう。
エアバッグ警告灯
エアバッグシステムに関する
異常警告を示すランプです。
点灯していれば、
販売店などで相談しましょう。
ABS警告灯
- ABSが作動している時
- ABSの異常警告時
2つのパターンでランプが点灯します。
ABSはブレーキ時に作動するもので、
それ以外の場合で点灯していれば
正しく機能しない場合があります。
ブレーキ警告灯
ブレーキ警告灯が点灯するのは
以下のタイミングとなります。
- パーキングブレーキ作動時
- ブレーキフルードが不足している時
- ブレーキ油圧の異常警告時
- ABSの異常警告時
- ブレーキブースターの異常警告時
1番のタイミングであれば、
駐車時に何度も見たことがあるでしょう。
しかしパーキングブレーキ作動時以外で
ブレーキ警告灯が点灯していれば、
なるべく走行は控えるようにして
点検や修理相談を行うようにしましょう。
特に高速走行をしていれば、
ブレーキが効かなくなって
重大な事故へと発展することもありますから、
敏感になって欲しい部分とも言えます。
充電警告灯
オルタネータやベルトなど、
充電系統の異常がある場合に点灯します。
放置して走行すると
バッテリー上がりが起こるため、
販売店などで診てもらいましょう。
排気温警告灯
触媒装置がオーバーヒートになったことを
知らせてくれる警告灯です。
点灯を走行中に確認すれば
すぐに車を安全なところに停車させて
車体の下に可燃性のものが
ないかどうかもチェックしてください。
水温警告灯
水温警告灯には
青と赤の点灯パターンがあります。
青色に点灯している場合、
エンジン冷却水の温度が低いため、
十分にエンジンを暖機させることで
消灯させることができます。
赤色に点滅や点灯している場合、
エンジン冷却水の温度が高いため、
運転をやめて販売店や修理屋で
相談するようにしましょう。
放置すればオーバーヒートを起こすため、
点滅から点灯に変わった際は注意です。
フューエルフィルター警告灯
フューエルフィルターに
水分が混入したことを知らせるアイコン。
点灯した場合は走行を控えて、
販売店や修理に相談しましょう。
油圧警告灯
エンジンオイルの圧力が
低下している時に点灯します。
すぐに安全なところで停車して
エンジンオイル量を確認しましょう。
不足している場合は追加して、
十分な量であるにもかかわらず
点灯しているようであれば、
運転をやめて販売店に連絡してください。
エンジン警告灯
エンジンの制御系統に
異常があると点灯します。
こちらも走行を控えるようにして、
すみやかに販売店などに相談しましょう。
AT警告灯
ATフルードがオーバーヒートしている時に
点灯する警告灯となっています。
車を安全な場所に停車させ、
ボンネットを開けて警告灯が消えるまで
冷却するようにしましょう。
また警告灯が消えたから安心せずに、
販売店や修理屋に相談してください。
燃料警告灯
ガソリン量が残りわずかであることを
告知するアイコンです。
残量に気を付けながら、
すぐに給油するようにしましょう。
ウォッシャー液警告灯
ウォッシャー液が不足している時に
点灯するアイコンとなっています。
ウォッシャー液を補充することで
アイコンが消灯します。
セキュリティ表示灯
イモビライザーシステムが
作動していることを示すアイコン。
停止時などで点灯していれば
正常に作動をしていることを示しますが、
エンジン始動後も点灯していれば
異常が起こっている可能性があります。
点灯や点滅が繰り返し起これば、
一度販売店で診てもらいましょう。
EVシステム警告灯
EVの高電圧システムや冷却システム、
電制シフトに異常がある場合に
このアイコンが点灯します。
ハイブリッド車などにあるアイコンで、
点灯すれば販売店などに相談しましょう。
警告ランプが点灯!オイルやバッテリー等の部品交換はすぐに必要?
警告ランプは色でも重要度を知らせており、
点灯していればすぐに診てもらいましょう。
- 赤色→危険
- 黄色→注意
- 緑色→正常
特にバッテリーとオイル関連は
途中で走らなくなる可能性があるため、
点灯後すぐに交換や処置を
行うことをおすすめします。
その他部品も赤色になれば走行をやめて
すぐに販売店や修理屋への相談が
事故などを未然に防ぐ手立てとなります。
部品のメンテナンスはランプ点灯前に行い、事故を防ごう!
こまめにメンテナンスを行えば
ランプが点灯することも少なくなり、
事故を未然に防ぐことが可能です。
また車の寿命を延ばすことでもあるため、
日頃からチェックをしっかりと行いましょう。
ランプが点灯する前に対処すれば
運転時に安心して走ることができるため、
楽しいドライブへとつながります。
オイルやバッテリー等の部品交換の目安は?
オイル交換やバッテリー交換など、
一定期間ごとでのメンテナンスが
ランプ点灯を少なくすることになります。
一般的にオイル交換は
半年~1年、もしくは1万km前後。
バッテリー交換は2~5年ですが、
夜間走行が多いなど使い方によっては
それよりも短くなる場合があります。
その場合は期間が短くなって
2~3年を目安に診てもらいましょう。
まとめ
車の状態を示すアイコンは
とても多くのものがありますが、
いずれも車の異常を知らせてくれる
重要な役割を担っています。
意味を知らなければ事故やトラブルが
起きてしまう恐れがあるため、
しっかりと意味を把握しておきましょう。
また点灯が確認されれば
販売店や修理屋に依頼して診てもらい、
安全に走行できる状態にすることも
ドライバーとして大切な行動です。
それが楽しいドライブへ繋がるため、
必ずその責任を果たしてください。
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