一般的にスタッドレスタイヤはノーマル
タイヤと比較して燃費が悪いと言われています。
ノーマルタイヤより柔らかいから、
重いから、など様々な話がありますが、
実際どの程度違うかご存知ですか?
今では低燃費のスタッドレスタイヤも
各メーカーから発売されています。
そこで今回は、
・スタッドレスタイヤの燃費を
メーカーごとに比較
・本当に燃費が悪いのか
・スタッドレスタイヤとノーマルタイヤの
燃費比較
・燃費定価の原因と対策
などをお話していきたいと思いますので
スタッドレスタイヤ選びの参考にして
いただけたら嬉しいです!
スタッドレスタイヤの燃費をメーカー別に比較!
スタッドレスタイヤの性能はメーカーの
努力もあり、年々上がっています。
そして、現在では各メーカーから低燃費の
スタッドレスタイヤも発売されています。
では、メーカーごとにどのような違いが
あるのか国内の有数メーカー3社を比較して
みましょう。
1.ダンロップのスタッドレスタイヤの燃費
WINTERMAXXシリーズで有名なダンロップ。
有名メーカーの中では最も安い部類に入ります。
スタッドレスタイヤの中では高い耐摩耗性を
持っていますが、タイヤ自体がかなり
重いので使用していくにつれて性能低下を
感じ、燃費は良くなくなっていきます。
2.ブリジストンのスタッドレスタイヤの燃費
北海道や降雪地域では2台に1台がブリザック
を履いていると言われているほど人気の
メーカーです。
ブロック剛性を高め、パタンの変形を
抑えることで摩耗の原因であるタイヤと
路面のすべりを低減し、燃費性能を高めて
います。
また、氷上性能が非常に高く、凍結路面での
信頼性があり安全面でも非常に安心です。
3.ヨコハマタイヤのスタッドレスタイヤの燃費
アイスガードシリーズは、氷上性能が非常に
高いタイヤでありながら、ブリザックより
低価格で購入出来ます。
「アイスガード ファイブ プラス」は、
ころがり抵抗を7%低減することによって
省燃費に成功し、同時に氷上性能を高めた
メーカーです。
スタッドレスタイヤは燃費が悪いって本当?
スタッドレスタイヤは、雪道や凍結した
路面を走ることに特化して柔らかく作られて
います。
雪道では問題ありませんが、雪のシーズンが
終わったあと、この柔らかい性質がタイヤと
路面の接面を増やし、転がり抵抗を大きく
させるため、燃費に影響が出て燃費が悪く
なってしまいます。
しかし、もともと長距離を走るタイヤとして
作られた訳ではないので、スタッドレス
タイヤは燃費が悪いという風に言うのは
ナンセンスということになります。
スタッドレスタイヤとノーマルタイヤの燃費を比較!
スタッドレスタイヤは、ゴムが柔らかい分、
路面との接地面積が広がり、転がりの抵抗が
大きくなります。
実際のところスタッドレスタイヤと
ノーマルタイヤでは10%ほどの差があると
言われています。
これは参考のデータですが、
ノーマルタイヤ 12Km/L~15Km/L
スタッドレス 10Km/L~14Km/L
と、同じ場所運転の仕方で比較しても
これぐらいの差しかないので
そこまで大きな差はありません。
ハイブリッド車とガソリン車のスタッドレスタイヤの燃費を比較!
ハイブリッド車とガソリン車では
スタッドレスタイヤの燃費に違いは出てくる
のでしょうか。
正解は「特になし」です(笑)
一応、メーカーなどからは、
前輪が駆動と操舵を行うFF向け
(現時点では、事実上195/65-15の
ハイブリッド車はFF)
モーターのアシストにより低速域から
大きなトルクがでるハイブリッド特有の
出力特性に向けたチューニングがなされている。
というような発表がされていたようですが、
基本的にハイブリッド車専用スタッドレス
タイヤというのは無いので、タイヤによる
燃費性能の違いはありません。
スタッドレスタイヤの燃費低下の原因は?
スタッドレスタイヤの燃費低下は、
・タイヤが柔らかいから
・タイヤが重いから
というのが主な原因になります。
スタッドレスは氷や雪にもしっかりと
食い込むよう柔らかくなっています。
極寒の場所でもタイヤが硬くなり、
グリップ力が落ちるということがないように
特殊な配合のゴムで造られています。
また、溝が深くタイヤが厚くなっています。
さらに、柔らかさを維持するゴム素材を
採用することでタイヤ自体が重くなって
しまいます。
これらが原因で燃費が低下してしまうのです。
スタッドレスタイヤの燃費向上させる方法はある?
スタッドレスタイヤの燃費を向上させる方法は、
・低燃費タイヤにする
・急発進・急ブレーキをしない
この2点が挙げられます。
まず現在発売されているスタッドレスタイヤ
は低燃費に特化したものもあります。
燃費が気になる方は、このタイヤにしましょう。
また、タイヤは前後の動きに弱くそこに力が
加わることで摩耗が進み低燃費に繋がります。
なので、急発進や急ブレーキは
なるべくしないように運転しましょう。
まとめ
いかがでしたか?
スタッドレスタイヤは性質上、
どうしても燃費が悪くなってしまいます。
しかし、
・雪道をスムーズに走るためのもの
・ノーマルタイヤとの燃費の差は10%程度
以内
・ハイブリッド車とガソリン車ではタイヤに
よる違いは特にはない
ということがわかりました。
どうしても燃費が気になるという人は
低燃費に特化したスタッドレスタイヤを
お店で探しましょう。
これで満足のいくスタッドレスタイヤを
見つけられることを願っています!
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