低価格クラスであれば10万円台で販売されているカーポートですが、デザインや気候・地域に適したクラスを選んだり複数の車両がある場合は200万以上のカーポートもあります。
大切な愛車を守るために選んだカーポートのはずが、トラブルの多い屋根材の交換で痛い出費が増えるのは避けたいですよね?
そこでこの記事ではカーポートの屋根材の交換費用についてご紹介します。
▼この記事に書いてあること
その他にも、三協アルミの交換費用やカーポートの屋根材に取り付けるホルダーの費用についてもまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。
カーポートの屋根材の交換!費用の相場は?
カーポートの屋根材には、様々な種類の素材があります。
価格や特徴も異なるので、まとめてご紹介します。
▼屋根材の種類
屋根材の種類 | 大まかな相場 | 特徴 |
---|---|---|
ポリカーボネート | 2.5万~3万円 | ・紫外線に強い ・熱線を遮る素材も ・強度が高い ・寿命10~15年 |
ガルバリウム | 5,000円~5万円 | ・錆に強く耐久性が高い ・風や積雪に強い ・寿命15~20年(塩害地域は約10年) |
アルミ | 2万円~3万円 | ・錆に強い ・耐久性に優れている ・遮光性、遮熱性が高い ・デザイン性にも優れている |
波板 | 1万~2万円 | ・価格が安い ・種類が豊富でDIYも楽 ・寿命3~5年 |
FRP (繊維強化プラスチック) |
2.5万~5万 | ・ガラス繊維を混合し強度が高い ・ガラスっぽいデザイン ・日光を反射 ・熱線カット率が高い |
カーポートは高い位置に屋根があるので、自分でDIYを行える範囲に無い場合はどうしても業者への依頼が必要になります。
材料費はそれほど高くないのに、どうしても費用が高くなってしまうのは施工費や人件費が掛かってしまうためです。
カーポートの屋根パネルが壊れたまま放置すると、大切な愛車にも様々なトラブルが起こってしまい修理費用がかかってしまう場合も。
火災保険に加入している場合はカーポートも対象になる場合があるので、必要な際には申請するのがおすすめです。
カーポートの修理や補修を業者に依頼する時には、必ず複数の業者から見積もりを依頼することも大切。
カーポートのポリカーボネートの交換費用は?
出典:外構ドットプロ-カーポートの屋根材の種類と「ポリカーボネイト」について
カーポートの屋根材の定番になりつつあるポリカーボネート。
パネルの張替え費用は1枚あたり約2.5万~3万円が相場です。
1枚のみに破損が生じている場合は、パネル1枚から張替えに対応してくれる業者が多く、複数枚まとめて交換した方が1枚当たりの金額も安くなるのでリフォームをすることも可能。
自分でDIYで修理するのであればパネル代の約8,000円~1万円程度で直ることも。
カーポートを支える骨組みになるアルミ枠が壊れてしまっている場合は、カーポートの屋根部分のバランスが取れなくなってしまいます。
軽い素材であるアルミ枠は曲がりやすいこともあり、台風などの強風や大雪により屋根材のポリカーボネートが割れた時には修理が必要になることがあります。
一部の修理で済めば数万円程度で修理ができますが、古いカーポートなどで同じアルミ材が無い場合はアルミ枠全体の修理になり数十万円の費用がかかります。
ポリカーボネートの交換をする際の見積もりで必ず自分の目で確認し、アルミ枠の修理の必要性を見極めるためにも複数の見積もりの取得が大切です。
カーポート屋根材のガルバリウムの交換費用は?
出典: GardenJournal-台風や豪雪も怖くない!最強の屋根、折板カーポートとは?
スチール折板としても知られるガルバリウム鋼板は、見た目でも分かる高い強度が特徴です。
倉庫などをイメージする人も多いと思いますが、耐荷重性・耐食性・遮熱性に優れているので雪の多い地域や風が通りやすいエリアに向いた屋根材。
カーポートの下の大事な愛車に光が届かないので、塗装を守る意味で使用している人もいます。
ガルバリウム素材のみを購入し、自分で修理するのであれば約3,000円~8,000円程度での修理可能。
業者に依頼する場合は古い屋根の上に新しい屋根を付ける場合もあり、施工方法などにより修理価格に大きな幅があります。
どの部分の屋根材を修理するのかなどでも異なるので、信頼できる修理業者がないのであれば複数の見積もり取得が大切です。
三協アルミカーポート屋根材の交換費用は?
LIXIL(リクシル)・YKK APと並ぶ三大エクステリアメーカーの1つ、三協アルミのカーポート。
スタイリッシュでデザイン性が高く、庭先を引き立てたり他のメーカーに無いデザインを求めることも可能で、カッコよさやオシャレさを兼ね備えています。
そんな三協アルミのカーポートの屋根材の交換費用は、施工してくれた取り扱い店が担当するので、メンテナンスや修理などは取扱店によって異なります。
屋根材の種類によって異なりますが、およそ1万~5万円程度であると考えるのが妥当。
ポリカーボネートの交換費用でもお伝えしましたが、屋根材のパネルの他にアルミ枠や支柱の破損具合にもよっても費用は異なりますが、工務店や販売店に連絡して修理を依頼してください。
工務店や販売店への連絡が難しい場合は、三協アルミのお客様相談室に修理を依頼することも可能です。
0120-07-4566
公式サイトのお客様サポートからメールでの問い合わせもできます。
【Q&A】カーポートの屋根材の質問
カーポートの屋根材について、よくある質問をまとめました。
カーポートの屋根材のホルダーの費用は?
出典: 取り付けやってます-強風対策!カーポートの屋根が飛ばないように補強する「屋根材ホルダー」の取り付け方法を解説。
カーポートの屋根材ホルダーとは、オプションで屋根材の上に取り付ける商品で、さらに屋根材を抜けにくくするので、台風や突然の強風時にも安心です。
屋根材のホルダーの費用は3,000円~3万円程度。
カーポートのサイズやデザインによっては数セットが必要になることがあるので、必ずカーポートの品番などの確認するのが大切です。
メーカーによっては取り付けられない商品もあるので、不安な方は施工担当業者に相談したり、設置時のオプションで確認するのがおすすめ。
波板の交換費用は?
波板の交換費用は業者に依頼すると、1万円~2.5万円(1枚あたり)になります。
材料が安く、素材によっては1枚500円程度で手に入る波板ですが、施工費が3/4ほどを占めています。
それによりDIYで自分で交換する人も多く、材料や工具さえあればかなり安く交換が可能。
ただし、波板は劣化や強風・大雪などの自然災害などで不具合や破損が発生してしまいます。
決して難しくはないですが、安全な場所での作業であればDIYに挑戦してみるのもおすすめです。
ちなみに我が家の簡易車庫はDIYで波板の屋根を使用しています。工具などはあったので波板の数千円だけで完了。ただ、台風や雨にはやや弱いですが…
カーポートは屋根だけ交換でもOK?
台風で物が飛んできたり、大雪で屋根パネルが破損してしまうことがあります。
もちろんカーポートの屋根だけ交換や修理も可能。
カーポート屋根の破損原因が経年劣化による場合は、1枚だけを交換するよりもカーポート屋根全体の交換をした方が良いでしょう。
カーポートの交換時期はいつ?
平成20年度には耐用年数等の見直しがされ、露天式立体駐車設備に分類されるカーポートの耐用年数は15年と定められています。(引用元:国税庁WEBサイト)
使われている素材や設置場所、地域にもよりますが一般的には15年程度といわれ、実際にはそれ以上使い続けているケースも多いです。
いくつかの点を抑えることでカーポートを長く使うことも可能。
- 地域の特性がある場合は事前にオプションを検討
- 自然現象が起こった場合は速やかに点検を行う
- 定期的な点検やメンテナンスを行う
雪が降る地域や台風が来た際には、安全を確保した上で異常がないかを早めに確認することで、二次災害を防ぐことができます。
ネジの緩みや雨どいのゴミなどを点検やメンテナンスで発見できれば、修理費用も抑える事ができ、愛車を守ることにも繋がりますね。
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