定期的な交換が必要な消耗品なのに、無くては走ることができない重要なタイヤ。
安全に走行するためにも良いタイヤを装着して走りたい気持ちと裏腹に、良いブランドのタイヤは値段も高く種類も豊富でタイヤ選びに悩んでしまいますよね?
特に海外メーカーは日本国内産タイヤに比べてリーズナブルですが、買ってはいけないタイヤの特徴や口コミは、購入前に調べて知っておきたいポイント。
そこで買ってはいけないタイヤの特徴・注意点や買ってはいけないタイヤメーカー5選をご紹介します。
タイヤメーカーの長所・短所を口コミと一緒に紹介していますので、タイヤ選びに失敗しないように参考にしてみてください。
買ってはいけないタイヤメーカーの特徴
ディーラーやカーショップなど多くのお店で取り扱うタイヤですが、買ってはいけないタイヤメーカーには以下のような特徴があります。
消耗品になるタイヤですが、安ければ安い方がお得な気がして、よく知らずに購入して失敗する例も少なくないです。
実際に乗り心地が悪くなったり、燃費が低下する程度なら諦めが付くかもしれませんが、バーストなどを起こして最悪の場合は大事故を引き起こす危険性も…。
せっかく大切に乗っている愛車の性能を活かしながら、どんな点に気を付けてタイヤ選びをした方が良いのか詳しくまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。
①ウェットグリップ性能が低い
路面が濡れた状態でのタイヤのグリップを指すウェットグリップ性能。
試験によってタイヤの性能を数値化し、それをもとに等級やグレードを表記しているのでタイヤ選びの際に参考にしたい1つです。
特に日本は雨も多い地域で、雨の日の交通事故は晴天の5倍とも言われるほど事故が多発しやすいです。
ウェットグリップ性能が低いと制動距離が長くなり、思っている停車位置よりも距離が長くなってしまい、思わぬ事故に繋がる可能性があります。
乗り心地や車種など重視する点が多いタイヤ選びですが、ウェットグリップ性能も気にして選択するのが良いね。
②アジアンメーカー
10年前までは国産のタイヤに比べて品質がかなり悪く、あまり評価されていなかったアジアメーカーのタイヤですが、現在ではトヨタやポルシェなども純正品としてアジアンメーカーのタイヤを採用している自動車メーカーも少なくはありません。
そのため、必ずしも「アジアンメーカーのタイヤがダメ」という訳ではないのです。
では、なぜアジアンメーカーのタイヤを買ってはいけないのか?それは、アジアンメーカーのタイヤの中でも無名であったり明らかに安すぎる商品が買うべきではないということです。
激安になっているアジアンメーカーのタイヤは品質保証されていないタイヤや製造メーカーやタイヤは保管状態が分からないなど、詳細を表にしていない怪しいメーカーも多数存在してしまうということです。
アジアンメーカーのタイヤを買う際には、必ず製造国や品質の詳細が明らかになっている商品を購入者自身が見極める必要があるんだな。
③エコタイヤ
エコタイヤとは燃料消費率が低い低燃費タイヤのことで、日本自動車タイヤ協会が定めたグレーディングシステムによる等級制度で一定の基準を満たしているタイヤです。
エコカーも普及しているので、エコタイヤが標準装備になっている車もありますが、ブレーキの利きが悪く雨の日のグリップ感が弱いデメリットもあります。
転がり抵抗性能やウェットグリップ性能がそれぞれグレード分けされているので、標準装備がエコタイヤなっているのであればこの辺りも気にして購入する必要があります。
グリップ力が低下することで、乗り心地も悪くなる点もあるので、乗り心地を重視する人は避けるほうが良いかな…。
④製造年数が古いタイヤ
タイヤはご存じの通りゴム製品の一種なので、使用していない新品の商品であっても年数によって自然と劣化してしまいます。
日本の大手タイヤメーカーは製造から3年を過ぎたタイヤは出荷せずに、リサイクルなどの廃棄処分をすることが多いです。
製造から3年を過ぎて性能が低下し始めた商品をユーザーが購入してたとして、そこからさらに数年使用したと考えれば製造1年の新品タイヤとの性能の違いは明らかですよね?
正しい保管状態にあったタイヤである前置きがあるので、たとえ製造年数の新しいタイヤであっても倉庫などで保管された商品と雨風や紫外線を浴びる状態での保管方法では劣化状態は異なるということです。
安いタイヤほど製造年数が古かったり、保管状態が悪いものも多くあるね。実際に店舗で見るのなら溝の状態や年数を確認できるけど、ネット販売は確認が難しいから返品できるのかも確認しておくのが良いかも。
⑤純正タイヤよりも性能が低い
純正タイヤは乗り心地や耐久・排水性などのクオリティーを補うために、タイヤメーカーと協力しながら車種に合うタイヤを純正タイヤとして販売しています。
純正タイヤよりも性能が低いということは、乗り心地や耐久性などがメーカーの推奨する一定のクオリティーを下回るので運転しづらさや燃費の悪さを感じる可能性があります。
安全性も考慮するためにも、純正タイヤよりも性能が低いタイヤは選んでしまうのはNGです。
車の性能にタイヤが追い付かずに、後輪が滑ったり曲がり切れないなんて危険性も少なくないよ。必ず純正タイヤを下回る性能のタイヤは買ってはいけないんだな。
⑥車種に合っていない
種類が豊富にあるタイヤですが、タイヤ選びで最重要とも言えるのが車種に合っているかどうかです。
車種によって適切なタイヤの空気圧や性能が異なり、その車種に合っていないタイヤを選ぶと走行中に破裂やバーストを起こす危険性があります。
ミニバンにはミニバン専用タイヤを装着するなど、車の特性とタイヤの方向性を合わせることで、車本来の性能を引き出します。
雪の上を走るためにスノータイヤやスタッドレスタイヤを装着するのと一緒で、通常の晴天時にも車種に合わないタイヤを使用するのは危険性が高まるので避けるべきです。
純正タイヤの性能を下回らず、かつ車種に合っているタイヤを選べば乗り心地や燃費も良い状態が保てるから、車種に合っていないタイヤはダメなんだね。
買ってはいけないタイヤメーカー5選
有名タイヤメーカーを始め、多くのメーカーがタイヤを販売していますが、買ってはいけないと言われるタイヤメーカーを5選を紹介します。
▼比較表
メーカー | 価格 | 公式サイト |
---|---|---|
トライアングルタイヤ | 3,780円~ | 公式サイト |
ケンダ | 3,810円~ | 公式サイト |
ハンコック | 2,710円~ | 公式サイト |
グッドイヤー | 3,760円~ | 公式サイト |
ピレリ | 5,014円~ | 公式サイト |
※価格は車種やサイズ・種類によって異なります。
※公式サイトは日本向けサイトのため、代理店も含みます。
それぞれのデメリットやメリットもまとめていますので、ぜひタイヤ選びの参考にしてみてください。
トライアングルタイヤ
出典:株式会社ジラフインターナショナル(トライアングルタイヤ日本代理店)
中国の最大手タイヤメーカーで、世界シェアでも高順位を誇る歴史あるメーカー。
価格が日本国内産に比べて安いですが、店舗での取り扱いが少なく日本での知名度がやや低いです。
最近はネット通販で扱われるようになり徐々に知られるようになったトライアングルタイヤは、普通に街乗りで運転する分には問題ないですがノイズが大きく、ウェットグリップ性能が低いのが気になるところ。
常に安全運転で雨の日は基本的に乗らないから、価格は安くある程度の安全性があってロードノイズが気にならない人には良いかもしれません。
▼口コミ
街乗りでもどれほどの運転かによって変わります。トライアングルタイヤを履いてましたが高速道路(雨)にて事故しました。80キロ走行。コーナー前の車についていくように走らせていました。よく滑り食わなかったです。引用元:Yahoo!知恵袋-トライアングル タイヤについて
彼女のCLAホイール交換したけど付属してきたタイヤがトライアングルタイヤでドライでのグリップと特にウェット性能がゴミ過ぎて運転怖いって言ってる。引用元:Twitter-@audi4e_w12a8l
てか今回クラウンのタイヤでトライアングルタイヤにしてみたけどクソ安い割に思ったより静粛性とか悪くないな引用元:Twitter-@zdzd283
ケンダ
出典:KENDA公式サイト
台湾の自転車用タイヤから始まったケンダは、自転車界では有名なメーカーで自転車の標準装備されるタイヤとしても有名です。
乗用車用のタイヤとしてはまだまだ知名度が低く、ウェットグリップ性能が低いのでドリフトやレース車に使用している人が多数見えます。
タイヤの種類や車種に応じたラインナップが多く、スタッドレスタイヤは北海道で繰り返しテストを行い開発しているので、日本の雪道に合うタイヤ性能の高さに高い評価を得ています。
価格は日本国産に比べて5割くらい安いので、性能が高めでコスパに優れているタイヤを選びたい人にはおすすめです。
▼口コミ
次は多分ケンダ履かない…パターンは嫌いじゃないけど、ロードノイズうるさい。けど、沖縄って送料アホみたいに高いから、プライム入ってたら4本2万ちょっとで買えるのはいい。引用元:Twitter-@ino_ntw_n
両方履いたけどケンダのほうが柔らかくてグリップした感じあるかな。ns-2もめっちゃいいタイヤなんだけどね ノイズはケンダのほうがうるさい(笑)引用元:Twitter-@buryun1
ハンコック
韓国で第1位・アジア第3位の圧倒的なシェアを誇るハンコックは韓国製のタイヤメーカー。
ラインナップが豊富で、低価格でありながら機能性も追求しているハンコックは、日産・三菱・ダイハツなどで新車装着の純正タイヤとして採用されています。
イエローハットなどにも自社製品をOEM供給していることから、日本での知名度も高く新車装着タイヤとして国産自動車メーカーも採用していることから実績の高さも安心できます。
ロードノイズも静かですが、製品によってはフワフワ感があり乗り心地に違和感がある人もいるので、こだわりのある人には向かない面も。
▼口コミ
ハンコックは韓国のタイヤメーカー、以前はイマイチだったけど最近は結構頑張ってると思う。個人的には普通車に使うならファイアストン、競技で安く使いたいならハンコックって感じだけど、どっちも同じくらいかな。引用元:Yahoo!知恵袋-ファイアーストンのタイヤとハンコックどちらが評判いい
今まで色々スポーツタイヤ使ったけど、それこそ本格的なスポーツ走行したりしない限りどれも違いないなってのが個人の感想wコスパでハンコック辺りが1番いいなってなってもうそればっかりですわ。引用元:Twitter-@AOS_HC4H
グッドイヤー
出典:日本グッドイヤータイヤ 公式サイト[GOODYEAR]
大きなロゴを書き込んだ飛行船でも有名なグッドイヤーは、自動車レースにタイヤを提供するなどタイヤメーカーとして大きなシェアと知名度があります。
元々はアメリカのタイヤメーカーですが、日本の市場に出ているグッドイヤー製品は国産のものが多く、「日本グッドイヤー株式会社」は米国グッドイヤー社が100%出資した日本法人です。
トヨタと提携関係があり、国内のグッドイヤー製品の生産は住友ゴムに委託していたことから信頼性は高く、日本の道路に適したタイヤを豊富なラインナップの中から見つけることが可能。
ですが、比較的摩耗に強いですがゴムの劣化が早く、年数が経つにつれて濡れた路面に弱くなりやすい傾向が…。
年間走行距離が長く、タイヤの使い切りが早い人向きなので愛車の使用状況に応じた選択がおすすめです。
▼口コミ
夏タイヤはケチってグッドイヤーにしたけど使用感はファルケンの方が良かったのかも。次どうしようかな引用元:Twitter-@sekiblade
グッドイヤーのタイヤもグッドイヤーと住友ゴム工業の提携解消後はあまり見掛けなくなりましたね。引用元:Twitter-@SR_aeroMS9
グッドイヤーのオールシーズンタイヤはおススメ!履き替えなしで1年中履けて、保管場所もいりません。スタッドレスに近いの威力も発揮できてマジ便利!引用元:Twitter-@Z17lHZrELHzICFh
ピレリ
出典:Pirelli-あなたの購入スーパーカー向けのベストカスタムタイヤセレクション
イタリアのピレリは、ヨーロッパを中心にミシュランと並ぶ信頼ある大手メーカーとして知られ、高級車やスーパーカーなどに採用されてきたタイヤメーカー。
スポーツタイヤが有名なこともあり、ブレーキ性能やハンドリングに加えて高速走行しても安定性が優れています。
ただし、ピレリノイズとネーミングされる程に走行中のロードノイズが大きく、高速道路などで時速80㎞を超え始めるとうるさくなり、ナビの音声などが聞き取り辛い一面もあります。
トップモデルと廉価品の差が物凄く大きい傾向にあり、商品によっては中国製で品質の良くない製品にあたることもしばしば。
スポーツ仕様の車が好きで、日本のタイヤメーカーと趣旨が異なるタイヤを試してみたい人向けです。
▼口コミ
昔は高価な欧州車やスーパーカーの脚を飾ってた憧れのブランド。今は安物タイヤの代名詞。昭和時代の憧れから数セット使ったけど相対的に国産より煩いですがとにかく溝は減らない。しかし紫外線劣化が国産より早く溝が無くなるよりひび割れが酷くて交換になりましたね。引用元:Yahoo!知恵袋-ピレリのタイヤがバカ安いから買おうと思った…
光に反射するとゴールドに近い輝きするのも良き。タイヤはピレリのパワジー。コスパ◎、安定感あって乗り心地◎デザインはちょっと丸いけどまぁあんまり気にしてないのでw引用元:Twitter-@utjv1234
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