レーダー探知機は意味ないという人の多くは、移動式オービスや覆面パトカーに反応しないことを理由にあげます。
必要性を感じる人も「いらない」「うるさい」と評価する人もいるので、自分に必要かどうかを理解してから購入したいですね。
そこで実際の口コミとあわせてレーダー探知機のはたらきを確認し、おすすめの取り付け位置やミラー型のデメリットも次のように解説します。
▼この記事に書いていること
「取り付けたのに粘着マットが剥がれる」と困っている人に役立つ情報も紹介するので、参考にしてレーダーを快適に使ってくださいね。
レーダー探知機は意味ない?
「レーダー探知機をつけても意味ない」という人からは、次のようにオービスやパトカーへの反応を疑問視する声が多く聞かれます。
本当に効果がないのかどうかを口コミとレーダーの性能から紐解きますので、それぞれの項目を確認してくださいね。
レーダー探知機は移動式オービスには無効?
レーダー探知機は移動式オービスに反応するのが遅いので、つけても意味がないと考える人がいます。
レーダー探知機をつけたが、移動式オービス通過してから警報なってたのでもう要りません。引用元:X – @103_33_44
しかし移動式オービスでも検知してくれ、そのおかげで違反を免れたと喜ぶ人がいるのも事実です。
YUPITERUのレーダー探知機、レーザーも感知してくれる。移動式オービスを見つけてくれて救われた。引用元:X – @alfa_SUV
このような差が生まれるのは、探知機そのものの性能やオービスの種類によって検知できるものとできないものがあるからです。
たとえばステルス型オービスの場合、違反車両を検知した時のみごく短い時間レーダー波を照射します。
常に発射しているわけではないので、自分に向けて照射されたレーダー波に反応した時には手遅れ、少し前方の車が取締りを受けると早めに気付く…ということが起こるわけですね。
レーダー探知機が100%検知するわけではないので、無茶な運転をせず安全を心がけましょう。
レーダー探知機はパトカーに反応しない?
レーダー探知機はパトカーが発する無線を拾うと期待できますが、信号を出していないタイミングでは反応しないこともあります。
コムテックのレーダー、店の外とかにある防犯の赤外線のやつにはめっちゃ反応するのにパトカーとかには反応しない。引用元:X – @kk_nkr66
しかし警察車両同士で無線のやり取りをしていたり、車両の位置を確認する「カーロケ」のシステムを搭載している場合なら、反応することも大いにあるようです。
いつもは反応しないポイントでレーダー探知機が反応したので注意深く走行していたら300mくらい先でレーダー搭載の170系クラウンパトカーとすれ違った。引用元:X – @oa_86
昨日は反応しなかったけど今日は警告を出してくれた…なんてことも起こりえますね。
レーダーの警告がきっかけであっても、注意深く運転するのは自分にとっても周りにとっても非常にいいことなので、参考にして運転を見直しましょう。
レーダー探知機は覆面パトカーにも効果あり?
レーダー探知機は覆面パトカーに反応しなくて効果がないと考える人は少なくありません。
覆面パトカーや白バイには反応しないから、今のところレーダー探知機は付けない。引用元:X – @lexus1378
一方でレーダーが覆面を検知したおかげで助かったという意見もあります。
今、環八でシルバーのクラウンにめっちゃあおられたから飛ばそうかと思ったらレーダー反応したからおや?って思って並走したらやはり覆面だった!引用元:X – @ichimuperia
覆面パトカーに限らず、機器や車両が取締りもしくは通信用のレーダー波を発信しているタイミングであれば、検知する可能性は十分あります。
しかし電波を発していないタイミングでは反応しないので、無理な運転は避けて交通ルールを守ることが何より大切です。
レーダー探知機で捕まった事例はある?
残念ながらレーダー探知機をつけていても捕まったという人はいます。
なかでも「レーダーは反応したけれど遅すぎた」という声が多いのも事実です。
50キロ規制だと思ってた道路が40キロ規制でただいま捕まりました(笑)さよなら諭吉。(捕まった瞬間にレーダー反応しました。)遅い。引用元:X – @omastar888key
取締りが次のような方法でおこなわれていると、警告が間に合わなかったり反応しない可能性が高くなります。
▼レーダー探知機で検知しにくい取締り方法
取締り方法 | 理由 |
---|---|
ステルス式 | ・取締り車両が近付いてからレーダーを発射 ・100m以下まで近付いてから照射するので 間に合わないことがある |
光電管式 | ・2箇所に置かれたセンサーの通過時間を測る ・レーダー波ではないので検知できない |
ただしGPSタイプのレーダー探知機なら、過去に取締りが行われていた地点を記憶して注意喚起してくれる場合もありますよ。
「探知機をつけているから大丈夫」などと過信せず、速度とマナーを守って運転しましょう。
レーダー探知機の必要性!つけてる人はなぜつける?
レーダー探知機でもわからない取締りがあるので「必要性がない」「なぜつけるのかわからない」という人もいます。
しかしつけてる人にとっては、知らない道を安心して走るために役立つ心強いツールのようです。
知ってる道路ならこの先にオービスあるなと分かりますが知らない土地を走るのにわからないですよね。スピード出さないから付けないではなく予防なんですよ。この先にあるんだ気をつけようとか。それにレーザー探知機ってスピード取締りだけの機能ではないですよ。取締りポイントや30キロ規制道路も教えてくれます。引用元:Yahoo!知恵袋 – 軽自動車にレーダー探知機付けてる人…
レーダーは取締りポイントや警察車両を探す以外にも、安全運転を意識するきっかけになる多くの情報を発信します。
たとえばユピテルのLS730では駐車禁止ポイントやゾーン30、さらに車上荒らしが多い地点まで表示するので、周りへの配慮に加えて自分の身を守ることにもつながります。
取締りを逃れる以外にも役立つポイントがたくさんありますね。
レーダー探知機はいらない?必要ない派の意見
レーダー探知機は安全のために必要だと考える人がいるのに対し、「速度を守るからいらない」と感じる人も多いようです。
そもそも速度を法定速度の範囲内で運転すれば、レーダー探知機なんかに頼る必要ない。引用元:X – @sunbababa
「取締りを逃れようとするのではなくルールを守ればいい」という考え方ですね。
ほかにもオービスによる取締りが行われている地点では「速度取締り中」の警告板が出されているので、レーダーなんて必要ないという人もいます。
速度監視の場合「必ず」速度警告板が付いてます。走ってる時に見落とさなければいいだけなのでレーダー探知機なんて必要ないですよw引用元:X – @ToAMeK_CX8
自分で速度に注意し周りにも目を配れるなら、取締りを探す目的でのレーダー使用は必要ないかもしれませんね。
レーダー探知機はうるさいって本当?
レーダー探知機は多くの情報を検知して警告音やアナウンスを流すので、うるさいと感じる人が少なからずいます。
レーダー探知機とかうるさいし目障りだしなんもメリットがない。引用元:X – @altochikuwa
特に自動ドアや自動販売機など、取締りレーダーと同じ周波数の電波を使用している機器に反応すると、かなりうるさく不安に感じるようです。
車のレーダー探知は早く自動ドアの電波拾うのやめてくれ。鳴りすぎて意味無い。引用元:X – @shingokun78
製品によっては自動ドアによる警報をキャンセルできる場合があるので、説明書をよく確認してくださいね。
レーダー探知機の取り付け位置はどこがベスト?
レーダー探知機は取り付け位置に注意しなければなりません。
▼レーダー探知機の取り付け位置
おすすめ | 運転席右側 | ・視界を遮りにくい ・モニターを見やすい ・一体型の場合レーザー受信精度が 落ちる可能性がある |
---|---|---|
中央 | ・セパレート型の受信部におすすめ ・一体型のダッシュボード設置は要注意 |
|
要注意 | 助手席側 | エアバッグに干渉する可能性がある |
前面ガラス 側面ガラス |
道路運送車両の保安基準告示により 窓ガラスへの貼り付けには制限がある |
(参考):国土交通省 – 道路運送車両の保安基準の細目を定める告示【2010.3.29】〈第三節〉第 195 条(窓ガラス)
ガラスやダッシュボードに物を貼り付けたり設置したりするのは、安全性を維持するための「保安基準」に違反する可能性があるので、注意しなければなりません。
法令を遵守しつつ、レーダーをしっかり検知したいと思うなら、モニターとレーダー受信部が別になったセパレートタイプがいいでしょう。
良好な視界と精度の高い警告で、より安全なドライブが実現しますね。
レーダー探知機でミラー型はデメリットがある?
ミラー型のレーダー探知機はダッシュボードへのモニター設置が必要なく、スタイリッシュな車内空間とクリアな視界が実現しますが、次のようなデメリットもあります。
- 純正ミラーの形状によっては取付できない
- レーダーの受信精度が落ちる可能性がある
- 純正ミラーの機能が使えない
- ミラーが振動する
純正ミラーに重ねて取り付けるので、もしルームミラーに防眩(ぼうげん)機能があったとしても無駄になってしまいます。
防眩ミラーは後続車のヘッドライトがまぶしくないように、明るさを自動で調整してくれますよ。
さらにレーダー受信部の位置が固定の形状の場合、純正ミラーと探知機モニターの間に挟まって電波をキャッチしにくくなる可能性もあります。
形状が合わなければ落ちやすい・設置できないなどのリスクもあるので、購入前には仕様をよく確認してください。
レーダー探知機の粘着マットが剥がれる!対処法は?
レーダー探知機を設置するための粘着マットは、劣化や熱で粘着力が落ちたり設置方法が悪いと剥がれることがあります。
「何度貼り直しても剥がれて困る」という人は、次のような対処法を試してみましょう。
- 接着面のゴミを取り除いて脱脂する
- 強力な粘着テープを使う
- マジックテープで設置する
どんなテープやマットをつける時でも不純物をなくすための掃除と油分の拭き取りが重要なので、アルコールやパーツクリーナーで拭きましょう。
「絶対剥がれてほしくない!」と考えるなら、強力な粘着テープを使用するのも良いでしょう。
のりが残りにくく繰り返し使える高性能なテープもありますよ。
それでも心配だと思う人は、両面テープ付きのマジックテープを使うのもおすすめです。
レーダー探知機はドライブに安心と安全をもたらしてくれる大事なツールです。
「これでスピードを出しても大丈夫」と勘違いして無茶な運転をしたり、安易に「必要ない」と判断したりせず、機能をよく理解して快適な運転のために役立ててくださいね。
▼参考にしたページ一覧
(参考):国土交通省 – 道路運送車両の保安基準の細目を定める告示【2010.3.29】〈第三節〉第 195 条(窓ガラス)
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